街を歩いていると「あれ?ここは前別のお店だったはずでは・・・」と気付くことがよくあります。全く別の業種の店舗が入ることも少なくなく、どうしてそんなことが可能なのかと不思議に思ったことはありませんか?『テナント募集』という張り紙がしてある賃貸スペースを見かけると思いますが、中を覗いてみると、仕切りの壁や、天井、照明や空調の機器もない空っぽの空間であることが多いです。このような状態での賃貸方法を「スケルトン貸し」と言います。内装や設備が決まってしまっていると、そこに入居する人が限られてしまいますが、このような貸し方をすれば、内装や設備を店の目的や雰囲気に合わせて自由に変えることが出来るので、入居する顧客の間口を広げることが出来ますし、また退去時には同じスケルトンの状態にして返すため、また次の入居者が入り易いという利点があります。同じ場所で別の店になっているのをよく見かけるのは、このスケルトン貸しの物件だからと言えます。さて、賃貸物件を退去するときには『原状回復』が常識となっています。通常の物件は内装等を綺麗にやり替えることが原状回復になりますが、スケルトン物件の場合は元通り全て取っ払うことが原状回復になります。このような原状回復の場合も本サイト「原状回復110番」にご相談頂ければと思います。