一昔前までは、犬や猫が飼えるのは一軒家だけでした。マンションやアパートで飼えるペットはせいぜいがハムスターやセキセイインコぐらいだったと思います。しかし近年では「ペット可」を謳っている賃貸マンションやアパートが多くなってきました。大型犬は難しいですが、小型~中型の犬猫ならば飼育を許可してもらえる物件が増えています。これは犬猫好きの方々には朗報です。しかしそこで気を付けたいのが、退去する時の原状回復です。「ペット可」と言っているくらいだから多少の損傷は目をつぶって貰えるのだろうと考える方もいらっしゃるようですが、基本的にはペットを飼えない通常の賃貸住宅の場合と同じレベルの原状回復を求められます。ペット可物件でも、ペットによる壁や床や柱などへの傷、部屋全体のニオイの付着などには十分注意しなければなりません。注意していても傷や取れない汚れが付着してしまった場合は、借主様に原状回復義務が発生してしまうことが多いようです。ただ、やはり大家さんによって考え方が異なる部分があるようです。退去時に不要なトラブルに巻き込まれないためにも、原状回復のルールについて早目にご確認されることをお勧めいたします。