賃貸物件の原状回復は、部屋を元々あった状態に戻すことです。 しかし、物は時間が経つと古くなります。それはいくら綺麗に使おうが 変わらない事実です。 時間の経過によって、使用者の頻度や使用方法とは関係なく劣化していくもの・部分を経年劣化と呼びます。 では、賃貸物件の原状回復ではこの「経年劣化」したものも含めて、 部屋を元々あった状態に戻さなければならないのでしょうか。 答えからいうと、経年劣化による損耗は、原状回復義務にはあたりません。 家を出る時に大家さんや管理会社との対話の中で疑問に思う部分があったら、 それが経年劣化に当たる部分かどうかということを一度確認してみましょう。