寒い季節になってきましたので、皆さまも結露に気をつけているかと思います。部屋の内外の温度差によって、窓や窓枠に水が出てしまう現象のことです。特に冬は部屋を暖かくして、外が冷たいですのでよく結露が出てしまいます。実はこの結露と原状回復に関係があることをご存知でしょうか。しっかりと結露を拭き取っておかないと、壁紙などにカビが発生してしまいます。こういったカビについては、原状回復の上では借主の責任となっているのです。そのためにもし結露を放っておいてカビが生えてしまえば、その部屋を借りている方が壁紙の交換といった費用の負担をしなくてはいけません。もし借主の方で、結露によるカビの原状回復を負担したくないということでしたら、結露が出た時にすぐに拭き取るか窓を開けて空気を入れ替えるといった対応をしましょう。しかし、貸主に負担がない訳ではありません。もしもその部屋が結露しやすいところであればの場合です。建物の構造によっては結露が出やすいところがあります。こういった部屋に住んでいるとカビの発生を抑えることが難しいですので、管理会社や大家と事前に相談しておくことでカビの発生などについては責任を負わないという取り決めをすることもできるのです。もし頻繁に結露をするようでしたら、一度管理者側に相談をされてはいかがでしょうか。原状回復に影響が出るかもしれません。